正規表現を用いた置換を行うことで、 複数行の先頭や末尾に一括で文字列を挿入するようなことも出来ます。
正規表現を用いた置換コマンドは範囲選択をして、Meta - x, replace-regexpとなります。
Ctrl - Spaceで範囲選択
Meta - x, replace-regexp, Return, <正規表現> Return, <置換文字列> Return,
Meta - x, replace-regexp, Returnと続けて入力すると、 以下のようなプロンプトが表示されますので、 <正規表現>と<置換文字列>を入力します。
Replace regexp in region: <正規表現> Return
Replace regexp in region <正規表現> with: <置換文字列> Return
例として、各行の先頭に"// "のようなコメントを追加する場合には、
hello
hi
bye
範囲選択して、Metaキーとxを同時押し、さらにreplace-regexp、Returnを入力
正規表現として"^"を入力して、Return
置換文字列として"// "を入力して、Return
// hello
// hi
// bye
正規表現で、"^"は行頭を表します。
例として、角行の末尾にまとめてピリオド"."を追加する場合には、
hello
hi
bye
範囲選択して、Metaキーとxを同時押し、さらにreplace-regexp、Returnを入力
正規表現として"$"を入力して、Return
置換文字列として"."を入力して、Return
hello.
hi.
bye.
正規表現で$は行末を表します。